

在宅ワーク入門では在宅ワークを本格的に始めようとしている方々への入門的講習です

2.データ入力業務と個人情報保護
2−1 報酬の基本
ここでは、データ入力業務の報酬について簡単に解説します。
データ入力業務と一口に言っても、業務にはさまざまな種類があり、報酬の算出にも各種の方法があります。ただ、いずれにしても入力した量(文字数など)によって支払われる出来高払い制が一般的です。
まず、ベタ入力の場合ですが、ワード形式やテキスト形式で納品するケースが多く、その場合には「1文字当たり単価×入力文字数もしくはバイト数」という計算になる場合が一般的で、報酬は、1文字当たり0.3円から1円が相場となっているようです。
また、名刺や名簿を入力する場合、エクセル形式で納品するケースが多く、住所、郵便番号、氏名、電話番号の4項目を入力して、報酬相場は1件8円から20円程度になっているようです。
もうひとつ、レイアウトや表の作成は、1ページ単位の単価で設定されるケースが多く、ページ当たり300円から1200円が相場だといわれています。
もちろん、これらの報酬単価はひとつの目安であり、手書きの原本の場合には、活字の原本の場合より文字を解読しづらく時間を要するため、通常よりも高単価になることが多く、また、名簿などで入力項目に漏れがあるようなケースでは、例えば、郵便番号を調べる手間が必要となるために高単価設定になります。
さらに、短納期が設定される場合には、報酬にも割り増しが適用されたりするケースがありますので、そういった点も踏まえておきましょう。
2−2 在宅ワーカーに支払われる報酬
前項でデータ入力業務の報酬の相場について解説してきましたが、これは発注元企業から直接受注する場合の報酬になります。
現実には、ひとりで業務をされている在宅ワーカーの方がデータ入力業務を開始される場合、営業活動すなわち受注活動までひとりでこなすことはなかなか難しいことです。したがって、営業活動を先ほどご説明した発注元企業と在宅ワーカーをつなぐ仲介役のデータ入力会社に委託し、自らはそうした会社の契約在宅ワーカーとなっているケースが多数を占めています。
この場合には、いわば営業マージンとして20%程度はそのデータ入力会社の取り分となるケースが一般的です。
したがって、具体的な報酬は、次のような計算方法で算出されることになります。
(例)
データ入力会社が発注元企業から単価0.5円で20万文字のベタ入力を請け負った場合(営業マージン20%)
| データ入力会社の請負金額 | @0.5×200,000=100,000(円) |
| 在宅ワーカーへの支払い額 | 100,000×(1−0.2)=80,000(円) |

さらに、データ入力会社は、入力精度を高める必要があるため、クロスチェックという方法を採ります。このクロスチェックとは、後ほど実践編で詳しく解説しますが、簡単にいえば、2人の在宅ワーカーに同じ原本を渡し、それぞれの在宅ワーカーが入力したデータをつき合わせて、相違点を抽出する方法をいいます。
したがって、先ほどの例で算出された80,000円という数字は、在宅ワーカー2人分に支払われる報酬の合計であり、個々の在宅ワーカーに支払われる報酬は40,000円となるわけです。
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業務を始めるにあたっては、在宅ワーカーに支払われる報酬の相場とその算出方法を理解しておきましょう。
