在宅ワーク入門
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在宅ワーク入門では在宅ワークを本格的に始めようとしている方々への入門的講習です

在宅ワーク入門
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在宅ワーク・データ入力の知識編

本編では、在宅データ入力ワーカーとして、最低限身につけておくべき基本的な知識を学習します。 在宅ワーカーとしてお仕事をスタートされるにあたって、必ず踏まえておくべき事項ですので、漏れのないように学習を進めてください。

3.コンピュータウィルス

3−1 ウィルスが及ぼす影響

ウィルスまず、コンピュータウィルスがどのようなものかを学ぶ前に、ウィルスに感染した場合どのような影響を及ぼすのか理解しておきましょう。
在宅ワーカーのパソコンがウィルスに感染した場合、例えば、パソコンが動かなくなり業務を続けることが出来なくなったり、せっかく何日もかけて入力したデータが一瞬にしてなくなってしまったりなど大きな被害を受けてしまうことがあります。
さらに、それが原因で期日までに業務を完了させられなくなってしまうということになるかもしれません。これは、在宅ワーカーとして絶対に避けなければならない事態です。
また、ウィルスに感染することによって、パソコンに保存されているクライアントの機密データが外部に流出してしまう可能性もあります。ここ数年の間に、個人情報の漏洩事故が急増していますが、ひとたび個人情報の漏洩事故が起きると、新聞・テレビなどで大きく報道され、過失を犯した企業は社会的な信用を失い、また、数百億円の損害賠償を支払うなどという事態に陥ることもあります。
クライアントからみれば、データ入力の外注化によって、いくら高精度で、原価低減が図れるとしても、ウィルス対策を講じていない、また、ウィルスの危険性を理解していない外注先では、リスクが高過ぎて業務を依頼することができないのは当然です。
したがって、ウィルスというのはどういうもので、どのようにすれば感染するのか、また、しないのか、そして万が一感染した場合には、どのように対処すればいいのかなどは、確実に理解しておく必要があります。

3−2 コンピュータウィルスとは

では、コンピュータウィルスとは、どのようなものなのでしょうか。
まず、コンピュータウィルスの意味を辞書で調べてみると次のような解説があります。

コンピュータウィルスとは、他人のコンピュータに勝手に入り込み、ある特定のファイルに寄生されたプログラムで、画面表示をでたらめにしたり、無意味な単語を表示したり、ディスクに保存されているファイルを破壊したりする。また、ウィルスはインターネットからダウンロードしたファイルや、他人から借りたフロッピーディスクやCD-Rなどを通じて感染し、最近ではe-mailを介して感染するタイプやWEBサイトを開いただけで感染するタイプもあり、パソコン利用者が知らぬ間に感染している場合が多い。    ※出典

コンピュータウィルスは、その名のとおり、性質が病原体であるウィルスによく似ています。 しかし、ウィルスそのものは、パソコンの中で自動的に作られるものではなく、いわゆるハッカーが、プログラマとしての自分の能力を誇示するために作成されることが多く、悪意を持った何者かが人為的に作るものです。そして、いったんばらまかれたウィルスは、WEBサイトやメールなどのネットワークや記憶媒体を介して、不特定多数に感染していきます。また、感染者は、自分が感染していることに気づかないケースが多いため、自分自身がウィルスを広めているという認識のない場合が多いようです。
次に、厳密にはウィルスとは違いますが、多大な被害を被る可能性があるという観点でウィルスと同じような扱いがされるものがありますのでご紹介しておきます。

1)ワーム

ワームは、ウィルスと同じように自己増殖を繰り返しながら破壊活動を行なうプログラムで、他のファイルへ感染するものではなく、自分自身のコピーを作成するという点でウィルスとは分けて考えられます。

2)トロイの木馬

トロイの木馬は、侵入したネットワーク内のコンピュータに仕掛けるプログラムのことで、ウィルスがある特定のファイルに寄生されたプログラムであるのに対し、トロイの木馬は独立のプログラムとなっている点が異なります。

3)スパイウェア

スパイウェアとは、パソコンを使うユーザの行動や個人情報などを収集したりする「アプリケーションソフト」で、そのソフトをインストールしたパソコンに入っている個人情報などを収集するものです。例えば、マーケティング会社などが開発したソフトを無料で配布して、インストールされたパソコンの情報を意図的に収集したりするケースもあるようです。
このスパイウェアは、先の2つとは異なり、ウィルスと性質はあまりにていませんが、結果的にパソコンユーザーに被害を与えるという点には変わりありませんので、併せて「ウィルス対策」として捉え、理解しておくことが必要です。

3−3 コンピュータウィルス対策

コンピュータウィルスに感染しないための最も確実な方法は、外部とのつながりを一切遮断することです。これは、インターネットにも接続せず、ソフトもインストールせず、フロッピーやCD-ROMなどからの情報も一切入れない環境にするということですが、それでは在宅ワークは勤まらず、非現実的です。
ここでは、データ入力業務を行うことのできる環境を作ったうえで行うべきウィルス対策の代表的なもの5つを取り上げて簡単に解説します。
これらは最低限の対策ですので、これができない限り、仕事をすべきでないと言っても過言ではありません。

1)ウィルス対策ソフトの導入

ウィルス対策のまず第一は、ウィルス対策ソフトをインストールすることです。この場合、スパイウェアにも対応しているものをお薦めします。また、ウィルスは毎日といっていいほど新しいものが発生しています。したがって、導入したウィルスソフトは常に最新の状態にしておくようアップデートを忘れずに行ってください。

2)メールに注意する

心当たりのないメールはむやみに開かないことを心がけましょう。また、メールはプレビュー表示しないことなどの注意が必要です。
3)プロバイダーのメールチェックサービスを利用する。
これもメールに関する対策ですが、ウィルスの感染源の90%以上はメールといわれていますので、プロバイダーでのウィルスチェックサービスも利用するとより確実になります。

4)Windowsのアップデートを行う

すでに学習したように、Windows XPでは自動でアップデートするように設定することができますので、そういった機能を利用すると忘れる心配がありません。

5)Officeアップデートを行う

OfficeのアップデートはWindowsアップデートのように自動設定をすることはできませんので、忘れずに定期的にアップデートするようにしましょう。

以上が代表的なウィルス対策ですが、いずれにしても、日々新種が登場するコンピュータウィルスに関する情報を収集し、どのようなウィルスが流行し、どのような被害が発生しているのか(可能性があるのか)を把握し、そのために必要な対策を講ずるという姿勢がパソコンを利用して業務をする在宅ワーカーには不可欠です。

3−4 感染した場合の対処法

本節の冒頭でも触れたとおり、コンピュータウィルスは無意識のうちに感染してしまうことが多いですので、対策を講じて万全を期している場合でも、次のような症状が出たときには感染を疑いましょう。

@知らぬ間にファイルが作成されている。    Aパソコンの起動に時間がかかる。    Bソフトの動作が急に鈍くなった。    C何も操作していないのに、ハードディスクのランプが点灯し続ける。    D身に覚えのないメールの量が増えた。    E画面に覚えのないメッセージやグラフィックが表示される。    Fメールを送った覚えがないのにアドレス帳に登録されている人にメールが届いているという報告を受けた。

もちろん、こうした症状が出たからといって、必ずしもウィルスに感染したわけではなく、単にパソコンの調子が悪くなっただけかもしれません。しかし、これらの症状はいずれもウィルス感染による可能性が非常に高いので、必ずウィルスチェックを行いましょう。
そして、実際にウィルスにかかっているようでしたらすぐに駆除しなければなりません。駆除は、ウィルスソフトが自動で行ってくれますが、厄介なウィルスの場合には、手動で駆除しなければならない場合もあるということを踏まえておきましょう。

ポイント
コンピュータウィルスに感染した場合の被害は、計り知れないほど大きいということを理解し、 厳重な対策を講じておくとともに、万が一感染した場合の対処法はいつでも実行できるようにしておきましょう。