在宅ワーク入門
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在宅ワーク入門では在宅ワークを本格的に始めようとしている方々への入門的講習です

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在宅ワーク・データ入力の技術編

本編では、データ入力業務を行うにあたって必要となるパソコンの技術的な知識を中心に学習します。単なるパソコンソフトの解説書と異なり、データ入力業務に焦点を絞った解説になっていますので、必要に応じて一般解説書を参照しながら学習を進めてください。

2.圧縮の形式

2−1 概論

圧縮には、形式というものがあると前述しましたが、例えば、「abc.txt」というテキストファイルを圧縮するとします。これをLHA形式という圧縮形式で処理すると、作成されるのは「abc.lzh」という圧縮ファイルになります。また、ZIP形式という圧縮形式で処理すると、作成されるのは「abc.zip」という圧縮ファイルになります。このように、圧縮前の元ファイルが同じでも、圧縮形式が異なると、まったく別のファイルが作成されます。
ここで分かるように、圧縮形式というのは作成されたファイルの拡張子で判断できます。つまりこの拡張子を見ただけで、そのファイルが何の形式で圧縮されているかが判別できるわけです。
また、これも前述したように、解凍する際は、圧縮ファイルの形式に合わせた方法でなければ、解凍することができません。つまり、Abc.lzhをZIP形式しか対応していないソフトで解凍しようとしても解凍はできません。例えば、業務で受け取ったメールに「abc.lzh」というファイルが添付されていたとします。この時点で、在宅ワーカーならばこのファイル名を見てすぐに「拡張子がlzhだから、LHA形式で圧縮されたファイルだ」ということが判別できなければならないわけです。
解凍の処理自体は、圧縮の全く逆の作業になります。圧縮形式がLHAであれば、それに対応した解凍ソフトで処理をすると、圧縮される前の元のファイルが現れ、同様に、圧縮形式がZIP形式であれば、それに対応した解凍ソフトで処理をすると、圧縮される前の元のファイルが現れます。なお、圧縮形式が違っても、元のファイルが同じであれば、解凍して出てくるファイルは同じものになります。

2−2 各種の圧縮形式

圧縮にさまざまな形式があることは、繰り返し解説してきましたが、それぞれの圧縮方式には一長一短があります。
まず、データ入力業務を行ううえで一般的によく使われている、LHA形式とZIP形式の2つについて、もう少し掘り下げて説明します。
LHA形式は、もともと日本人が開発した形式であり、わが国で最も普及している圧縮形式です。対応ソフトが多く、日常で使いやすいというメリットがあります。
一方、ZIP形式はアメリカで開発された形式で、世界的に最も広く使われています。こちらも対応ソフトが多くWindows XPでは標準でソフトが搭載されていることから、こちらも使いやすい形式といえるでしょう。

この2つのほかにも、データ入力業務のプロであるならば概要程度は知っていた方がよい圧縮形式として、RAR(アールエーアール)形式とCAB(キャブ)形式があります。
RAR形式は圧縮率が高く、ファイル破損時の修復機能も備えているので、万が一の際にも安心です。また、強力なパスワード機能も備えています。しかし対応ソフトが有料なため、あまり普及はしていません。
もうひとつのCAB形式は、マイクロソフト社が開発したもので、こちらも圧縮率の高さが特徴です。実は、WindowsのシステムもCAB形式の圧縮ファイルの分割形式でCD-ROMに収録されています。しかし、この形式は解凍に非常に時間がかかり、普及率も低い形式ですので、日常的には使いづらいかもしれません。
また、これらのほかに、少し違った圧縮形式として、「自己解凍形式」というものがあります。通常、圧縮ファイルを解凍するには、その圧縮形式に対応した解凍ソフトが必要になると説明してきましたが、この「自己解凍形式」は例外で、解凍する際、このファイルをダブルクリックするだけで元のデータが現れるようになっています。つまり、解凍ソフト不要で圧縮ファイルができあがります。
この形式は、解凍するためのソフトが別途不要なので解凍ソフトが入っていないパソコンや圧縮・解凍のことをあまり理解していないような人に送るときに非常に便利です。
では、なぜ自己解凍形式の圧縮ファイルが一般的に普及していないのでしょうか。それは、自己解凍形式の圧縮ファイルにつく拡張子、「exe」というのが曲者なのです。この「exe」という拡張子は、実行ファイルを表す拡張子で、メールに添付されているとウィルスと勘違いされてしまう場合があり、一部のメールソフトでは、受信すらできないようになっているからです。
また、解凍機能が含まれているため、その分容量が大きくなり、圧縮のメリットが薄れてしまいます。さらに、MacとWindowsなど異機種間でデータの受け渡しをする場合には、自己解凍形式はさまざまなトラブルを引き起こす場合があるなどの理由から、あまり一般的には利用されていないようです。

解凍

ポイント
ファイルの圧縮形式として最も一般的なLHA形式とZIP形式については、圧縮・解凍ソフトを準備し、すぐに対応できるようにしておきましょう。