

在宅ワーク入門では在宅ワークを本格的に始めようとしている方々への入門的講習です

第16章では、納品にあたって行うべきチェックについて説明していきます。
クライアントへの納入前に、必ず行っておくべきチェック事項と納品の具体的方法について理解してください。
1.納品前検査
1−1 基本的事項
まず、納品データが完成し終えても、ただちに納品というわけにはいきません。納品前の最終確認作業が必要になってきます。ここでは、その手順について学習を進めます。
まず、フォントの種類・大きさ、ページ設定など、入力に関する仕様を再確認します。これらは途中で誤って設定が変わってしまっている場合もありますので、慎重に行いましょう。また、ヘッダーやフッダーの書式も忘れずにチェックします。なお、仕様書にとくに指定がない項目については、「標準設定」にしておくということも重要な項目です。
次に、納品データの形式、すなわち、ファイル名・ファイル形式・圧縮形式を確認します。
また、納品方法と、送付先も確認しなければなりません。とくに、送付先を誤ると、情報漏洩という最悪の事態を招きかねませんので、慎重に確認しましょう。
さらに、業務終了後の原稿の取り扱い方法も確認します。仕様書の指示にしたがい、郵送で返却したり、廃棄したり、画像データならば削除するなどの処理が必要です。
要は、仕様書を上から1項目ずつ見て、それぞれの項目が着実に守られているかを2度3度とチェックしていくことが大切です。
1−2 エクセルデータの納品準備
ここでは、エクセルのデータを納品する場合の具体的な注意事項について簡単に説明しておきます。まず、納品するときの一般的な心構えとして、発注者の気持ちになって確認するという姿勢が大前提となります。
まず、エクセルデータの納品の際は、必ず「A1」のセルを選択した状態で保存しておかなければなりません。これは、エクセルファイルを保存して閉じ、改めて開くと、保存した状態の画面と同じ画面が表示されるからです。表の途中の部分が表示されるようでは、初めて開く人にとっては不親切ということになります。
また、シートが何枚かあるようなファイルの場合、必ず1番上のシートの「A1」のセルを選択して保存します。このとき、併せて不必要なシートは削除し、データ量を少しでも小さくするように心がけましょう。
以上、僅かな作業ですが、これらは納品時の常識です。このようなことを失念し、クライアントから「非常識な在宅ワーカー」という烙印を押されないように注意しましょう。
在宅ワーカーの評価や業務の品質は、作成したデータの中身だけではなく、納品時のマナーなどでも判断されますので、最後まで気を抜かないようにすることが大切です。
1−3 ワードデータの納品準備
次に、ワードのデータを納品する際の注意事項ですが、「仕様書で指定されていない項目は『標準設定』で入力する」と前に触れましたが、ワードでは「ページ設定」のところで「既定値として設定」というボタンを押すと、そのときの設定が「標準設定」に上書きされてしまいますので、標準設定を変更してしまっている場合、初期設定へ戻さなければなりません。この点を忘れないように注意してください。
その方法は、次のとおりです。
まず、「スタートメニュー」から検索を開き、「ファイルとフォルダすべて」のファイル名に「Normal.dot」と入力し、検索します。この「Normal.dot」というファイルに、ワードの標準設定が記されていますので、検索できた段階でショートカットではない方を削除します。こうすることによって、次にワードを起動させると自動的に初期設定の状態が記された「Normal.dot」ファイルが作成されますので、書式設定も初期の標準の状態に戻ることになります。
![]()
在宅ワーカーの評価は、データ入力の精度とともに、納品時のマナーなどでも判断されますので、十分留意しておきましょう。


